こんにちは、ママです👩
わたしは大人になってから片頭痛もちになり、雨の日や眼精疲労・肩こりがひどい時にひどい頭痛に悩まされます💦
そんな日は、「あ~ゴッドハンドにヘッドマッサージしてほしい~」とか「目玉を取り出して冷蔵庫で冷やした~い!」とか思ってます(笑)
娘が生まれてからは、なかなかエステに行く時間もとれないのですが、以前はアーユルヴェーダサロンによく行ってました。
母がアーユルヴェーダの講師をしている関係で、わたしもアーユルヴェーダについては勉強しているのですが、これがなかなか奥深くて面白いんです❤
日本ではまだまだ認知度が低い『アーユルヴェーダ』
今日はアーユルヴェーダに興味がある方にも、初耳だ!という方にも
「へぇ~そうなんだ~」と思ってもらえるような情報をお届けしたいと思います♪
最近、女性の間でヨーガやエステの需要が高まり、その関連で耳にする機会が増えてきましたが、「なんかおでこにオイル垂らすやつ!」くらいの認識の方が多いのが現状。
2006年にリリースされた歌手KREVAさんの“イッサイガッサイ”という曲の中で「Wednesday アーユルヴェーダシロダーラ」という歌詞が出てきて、ん?なにそれ?と思った方もいるのではないでしょうか?
≪余談≫
KREVAさんと的場浩司さんって似てるよね?
たしかに!!
いや、そんなんええねんw
今日は、まずアーユルヴェーダがどんなものかを知っていただくために、3つのテーマでお話ししたいと思います🌷
アーユルヴェーダって何?
まず、アーユルヴェーダとは、現存する伝統医学の中で最も古いといわれているインド伝統医学のこと。その言葉は、生命(アーユス)の科学(ヴェーダ)という意味のサンスクリット語です。
アーユルヴェーダは医学ではありますが、日常的に役立つ健康法や精神的な進歩を目指す生き方も教えてくれ、病気の治療だけを目的にしておらず、病気の予防、健康の維持・増進やアンチエイジングなど、トータルで健康体を目指す「科学」ともいえます。
生活習慣や食、オイルマッサージなど、人と自然との関わりを見つめ、それを体系化した医学であり、哲学でもあり、ひとりひとりが真に健康で幸せに暮らす方法を説いています。
今から5000年前にインドで生まれ、現在もインドをはじめ多くの国で実践されている世界保健機構(WHO)が認めた世界で最も古い伝統医学のひとつです。
アーユルヴェーダの理論では、個人が本来もっている本質、年齢に合った生活を送ることの重要性を説いています。そうすることで、体は自然治癒力やホメオスタシスを発揮し、心は愛や平和、やさしさに溢れ、そして意識は直観力や正しいことを知る力を高めることができると言われています。
また、アーユルヴェーダには、生活術、食事法、マッサージ、ヨーガ、セルフケアなどたくさんの教えがあります。
とすこし長く説明しましたが、簡単に言うと、
むちゃくちゃ昔からあるインドの伝統医学で、医学的なことだけじゃなくて心と体のバランスまで整えてくれる、日本で言う”おばあちゃんの知恵袋“的なもの(←ちょっと雑すぎるかな💦笑)です。
それでは、さらに詳しくみていきましょう♪
なぜ、いまもアーユルヴェーダなのか?
西洋医学が発展し続ける中、十数年前から、統合医療(ホリスティック医療)の考え方が重要視されています。
西洋医学(局所的な)+代替え医療(全体的)を統合して、健康を導く。
つまり、西洋医学(治療)+代替え医療(治癒)=予防(健康)の考えです。
アーユルヴェーダは、心と身体のつながりに重点を置き、メンタルケアとボディケアの両方を整える世界最古の予防医学でもあります。
本当の予防医学=生活に密着したもの=伝統医学(プライマリケア:初期治療)としての有用性があるとして認められてきたことで、WHOでも伝統医学を重視するようになりました。
アーユルヴェーダの基本的な考えは、心と身体と精神と三位一体
また、個性を認め、大事にするのもアーユルヴェーダの特徴です。
自分の個性を認めるとは、まずは自分の体質を知ることからはじまります。そして、アンバランスを整えたり、知性の誤りを正したりしながら、その人らしさ、自分らしさ、個性というものを大事にしていきます。
その個性や個人差については、アーユルヴェーダ的エネルギーである、地水火風空の5つの特徴に関わります。
続いて、その5つのエネルギーについて説明していきますね♪
アーユルヴェーダ的エネルギー
アーユルヴェーダでは、存在するすべてのものは自然の5つのエネルギーからできていると考えます。具体的には地、水、火、風、空(くう)で、五元素と呼ばれています。
この5つのエネルギーは、大自然の中だけではなく、わたしたちはどこで暮らしていてもこれらの影響を受けます。例えば、よく晴れた日は「火」のエネルギーが、風の強い日は「風」のエネルギーが、雨の日は「水」のエネルギーが強くなります。
体調や心の変化もこの5つのエネルギーの増減で考え、そのエネルギーのバランスでそれぞれ人の性質や体質がわかります。
自分の体質を自覚して、アンバランスを解消することで、心身ともにリラックスできる自分らしい日常生活を目指し、シンプルな暮らし方や生活の知恵を教えてくれるのがアーユルヴェーダです。
まずは、皆さんのいまの状態をみてみましょう!
下の項目から自分に当てはまるものを選んでチェックしてみてください。
チェックが多かったエネルギーは、いまのあなたに強い影響を与えています。
いかがでしたか?✨
後で詳しくご説明しますが、チェック項目にネガティブな表現が多いのは、エネルギーが過剰になったり不足したりしてしまうと、そのエネルギーが持つ要素が悪いように作用してしまうからなんです。なので、どのエネルギーもバランスよく保つことが大事になってきます。
それでは、それぞれのエネルギーが持つ特徴を見ていきましょう♪
『地』:母なる大地のような安定したエネルギー
わたしたちが生活している大陸の土、土地の土、岩や山。これらように、わたしたちの基盤となって支えるエネルギーのことを「地」のエネルギーと呼びます。わたしたちの体では、骨格や筋肉、脂肪が地のエネルギーです。
地の持つ要素
属性:安定、重さ、遅さ、硬い、密な、広大、甘い
環境・状態:おだやか、安定している、変化がない
体:骨格、筋肉、内臓系、がっちりしたもの
心・性格:思いやりがある、集中できる、辛抱強い、忍耐力がある
生活・生き方:安定している、核がある、落ち着いている、風格がある
食べ物:根菜類、大きく密なもの
運動不足などで地のエネルギーが過剰な状態になると、頑固になって凝り固まったり、動きが悪くなり引きこもりがちになってしまうことも。
また、地のエネルギーが不足していると、落ち着かなかったり、自己中心的になってしまったりします。
地のエネルギーを補うには、自然の中で土に触れたり、土の中で育った根菜類を食べるなどして地のエネルギーを取り入れましょう!
『水』:潤い、流れる、しなやかなエネルギー
地球は約70%が海、そのほか川や湖など、わたしたちの生活に欠かせない水分と潤いを与えてくれるのが、「水」のエネルギーです。水は、土や、人の肌や、あらゆるものに浸透し、しなやかに馴染んで形を変えることができます。また、上から下に流れる性質を持ち、わたしたちの体では、血液やリンパ液など体液のすべては水のエネルギーの影響を受けます。
水の持つ要素
属性:ひんやり、湿っている、なめらか、どろどろした、塩辛い、重い
環境・状態:湿り気、じとっとしている
体:リンパ液、体液全般、潤わせる・むくませるもの
心・性格:感情的、涙もろい、順応性をもっている、浮き沈みが激しい
生活・生き方:なじむ、変化を乗り越える
食べ物:果物や野菜など、みずみずしい食べ物
水のエネルギーが過剰な状態になると、気持ちがどんよりと沈んでしまったり、誰かに頼りすぎたり、自立できなくなってしまうことも。
また、水のエネルギーが不足していると、頑固になったり、人を信じられなくなったりします。
水のエネルギーを補うには、海や川など水辺に出かけたり、みずみずしい果物を食べるなどして水のエネルギーを取り入れましょう!
『火』:燃える、情熱的なエネルギー
まさしく太陽は『火』のエネルギーのかたまりです。火にはあらゆるものを変化、変形させる力があります。例えば、木や紙も燃やせば灰になり、生の野菜やお肉を温かいお料理にします。わたしたちの体では、体温や消化力、酵素など分泌や代謝に関わるものは火のエネルギーの影響を受けます。
火の持つ要素
属性:情熱的、熱い、鋭い、変わりやすい、辛い、臭い
環境・状態:熱い、太陽がまぶしい
体:代謝、体温、消化力、酵素
心・性格:勇気、効率、積極的、野心があり何かを達成したいと望む
生活・生き方:曲がったことが嫌い、思い込んだら情熱的に進む
食べ物:辛いスパイス、脂っこいもの、酸っぱいもの、塩味や酸味のあるもの、熱いもの
火のエネルギーが過剰な状態になると、ときに嫉妬しやすくなってしまうことも。
また、火のエネルギーが不足していると、やる気が起きなかったり、すぐに諦めてしまったりします。
火のエネルギーを補うには、日光浴をしたり、南国など暖かい場所に出かけたり、温かいものを食べたりして、火のエネルギーを取り入れましょう!
『風』:なびく、変わる、自由なエネルギー
花が風で散るように、砂埃が舞うように、「風」のエネルギーには、何かを動かし、散らす働きがあります。上にも下にも自在に動く自由な力を持ち、わたしたちの体では、呼吸がこの風のエネルギーの影響を受けます。
風の持つ要素
属性:自由に動く、変わりやすい、乾燥、軽い、苦い
環境・状態:乾燥している、変わりやすい、風が強い
体:神経、循環、細く、骨ばっているもの
心・性格:直感がするどい、人と交流するのが好き、好奇心旺盛、発想が豊か
生活・生き方:よく動く、空想にふける、情報に敏感
食べ物:葉野菜、乾燥した豆類、苦い味のもの
風のエネルギーが過剰な状態になると、ひとつの場所に留まることができなくなったり、思考や話が飛びやすくなったり、興味があるものが多すぎてひとつのものに集中できなくなってしまうことも。
また、風のエネルギーが不足していると、気分が沈んでしまったり、思考が凝り固まって新しい意見を受け入れられなくなったりします。
風のエネルギーを補うには、自然の中を吹く風を意識したり、乾燥したものや葉野菜などを食べたりして、風のエネルギーを取り入れましょう!
『空』:あらゆる可能性をもつエネルギー
空の状態とは、空っぽでもあり、また、あらゆることが起こる空間や可能性も指しています。例えば、ひとつの空っぽの器があるとき、そこには何も入っていません。しかし、見方を変えると、そこには空気や目に見えないエネルギーで満たされているとも考えられます。また、空っぽの器には、お花でもお料理でも何でも盛り付けることができます。
このように、あらゆる可能性をもったスペースが「空」です。
空ににくづき偏「月」をつけると腔になります。わたしたちの体では、鼻腔、口腔、胸腔、腹腔などが空のエネルギーの影響を受けます。
空のエネルギーに満ちた人は、落ち着いていて、見返りを求めず、心にゆとりを持っています。
簡単にですが、5つのエネルギーそれぞれの特徴を説明してみました♪
そして、この5つのエネルギーは、互いに組み合わさって、アーユルヴェーダの基本となる3つの性質になります。
下の図は、その相関関係をあらわしています。
次回、このヴァータ、ピッタ、カパ3つの性質から説明していきたいと思います✨
最後まで読んでいただきありがとうございます🌷